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オープンソース方式で保育園を街のハブにする。

練馬の住宅地にある保育園が話題だ。


今、全国で待機児童は4.7万人。年々待機児童は増加している。

また、女性活躍推進でママは仕事と幼児教育で情報集めに必死だ。

しかし、都市部では特に地域との繋がりが希薄で孤立してしまっている家族は多い。

そんな中、保育園を地域のコミュニティーハブにしているのが松本理寿輝さんだ。

政府の一億総活躍実現会議の最年少委員でもある。

まちの保育園経営の松本さんの話を聞いて来た。

まちの保育園・まちのこども園を現在5園経営している。

問題意識は、地域の繋がりというけど自治会町内会は高齢者中心で日程も行事も組まれておりなかなか若い世代が繋がりを持てない。

そんな中、若い世代が毎日「顔をあわせる場所」が保育園なのではないかと保育園を街のハブにしようと考えたとのこと。

逆に、保育園は「迷惑施設」と思う住民もいるので、誰でも使える場所にしようとカフェやギャラリーを併設した。



こういう、発想は特に新しくないかもしれない。

松本さんの起業家精神はここからだ。

まず、保育園は自治体からの補助もあり税金も使われている。

だから、そのお金は保育に使いたい。カフェをやるなら「稼ぐ」カフェにしようとVCの経験も生かしリサーチを開始する。

その中でビジネスは商圏の人口構成や交通事情から年間の売り上げが予想しやすいビジネスだと知りカフェにはパン屋併設。黒字構造を定着させる。


併設されたカフェ、まちのパーラーは食べログでベスト5000に入る人気店だ。

(ちなみに、立地は決して恵まれていない。住宅地のど真中だ。)

保育園を街づくりのハブにする=人を呼ぶ施設という目論見だ。

さて、松本さんの取り組みは「稼ぐ」だけではない。

地域の商店街やNPOとのコラボで保育園の授業にも生かしている。

陶芸や、音楽家など協力してくれる住人は「いる」そうだ。


地域の人との繋がりを作るのに最初は松本さんが「保育にこれがいいと思いません?」とアイディアを広げぶつけると、じゃーこうしようとか、協力する人が出てくる。

これは、Web3.0っぽいし「オープンソース」だ。

お受験をして「伝統校」を目指す「型重視」の習い事とはまた別のニーズがあるのだという。

詳細はインタビュー記事があるので、割愛するが子どもと関わりたく保育園経営を目指した松本さん。スゲー後輩だ。

私からは、アクティブラーニングやプログラミング教育などニーズも変わる中、大学や幼児教育はむしろ「民間」とのコラボが多く変革が起きている気がするが

中学高校はどうだろうか?

中学受験、大学受験がKPIになりつい「御三家に何人合格!「東大に何人合格!」と親もみてしまうと聞くと


それは、本当にその通りとしつつも

ib国際バカロレアの可能性を話し始めた。

母校、海城高校もバカロレア認定校に準備中であることも認識されていた。

私も民主党政権時代からバカロレアの可能性を見出し普及に努めている。

が、教える教員があまりにも少ない問題、英語の問題が普及を妨げている。

(この問題は長くなるんで別に書きます)


練馬に開園してからすぐ評判を呼び、森ビルから都市型保育園を共同でと声がかかった。

六本木では土地柄を考慮してキオスク形式で街との接点を考えた。

森ビルは虎ノ門ヒルズの横にもう一つ巨大タワーを建設中だが、その中にはインターナショナルスクール(生徒1,200人規模)を誘致しようとしている。

教育は有力テナントなのだ。

この意味でも、保育園を街づくりのハブにするという松本さんの取り組みは注目だ。

今後はアライアンスで全国に広げていく計画だ。

オープンソースの時代だ。フランチャイズ経営もロイヤリティ重視のブラック企業からオープンソースで利用料をとるビジネスに移りつつある。

先日訪問したすららもそうだ。


松本さんは大学生卒業後は博報堂、VCを経て保育園経営に参入した。

「異業種」参入だ。

テクノロジーの変化で業界のお作法やルールが激変している。また、参入障壁が下がりつつある。

新たな教育を受けた教育イノベーターが参入してくる日も近い。


デジタルハリウッド大学院 佐藤昌宏研究室(Effective Learning Lab)

Effective Learning Lab Official Page

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